技術者派遣とは?SESとの違い・単価・大手の選び方【2026】

技術者派遣とは

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「技術者派遣」と「SES」は、似ているようで契約のしくみが違います。
この記事では、技術者派遣とは何か、SESや請負との違い、単価の見方、会社の選び方を整理します。
会社に順位は付けません。
「選び方の基準」をお伝えします。
運営者は大手自動車メーカーで技術開発を15年続けている現役エンジニアで、社内で派遣の方と働いてきました。

この記事の結論

技術者派遣は、派遣会社に雇われ、派遣先の指揮命令で働くしくみです。
SESや請負は、契約の形や指揮命令の関係が違います。
見分けの軸は「誰の指示で働くか」です。
会社を選ぶときは、マージン率・教育・扱う職種・案件の幅などの基準で見ます。
ランキングではなく、自分の分野と働き方に合うかで選ぶのが安全です。

目次

技術者派遣とは

技術者派遣とは、エンジニアが派遣会社に雇われ、派遣先の企業で働くしくみです。
給与は派遣会社から支払われます。
仕事の指示(指揮命令)は、派遣先から受けます。
機械設計・電気電子回路・組込み・CAE・生産技術・CADオペレーターなど、機電系の職種があります。
いろいろな現場や製品を経験できるのが特徴です。

SES・請負との違い

技術者派遣とよく比べられるのが、SESや請負です。
SESは、準委任という契約で、技術力を提供する働き方を指すことが多い言葉です。
請負は、仕事の完成(成果物)を約束する契約です。
いちばんの違いは、「誰の指示で働くか」です。
下の表で整理します。

形態 指示する人 約束するもの
派遣 派遣先 労働の提供
SES(準委任) 自社(委託元) 業務の遂行
請負 自社(請負元) 成果物の完成

「指揮命令」が分かれ目

派遣では、派遣先が直接、仕事の指示を出せます。
一方、請負やSES(準委任)では、発注者が働く人へ直接指示を出さないのが原則です。
発注者が直接指示を出しているのに、契約が請負の形になっている場合は、「偽装請負」とされることがあります。
国は、派遣と請負の区分の基準を示しています(昭和61年労働省告示第37号。最終改正は平成24年の厚生労働省告示)。
この基準では、指示のしかた、労働時間の管理、設備や資材の調達などで区分を判断するとされています。
契約の名前ではなく、実態で判断される、という点が大切です。
細かい判断は、厚生労働省の資料や労働局などの窓口で確認してください。

単価とマージン率の見方

派遣では、派遣先が派遣会社に「派遣料金」を払います。
その中から、働く人に賃金が支払われます。
派遣料金から賃金を引いた割合が「マージン率」です。
労働者派遣法では、派遣会社にマージン率などの情報提供が義務づけられています(派遣法第23条第5項)。
令和3年4月からは、原則インターネットでの公開が求められています。
厚生労働省の集計では、派遣料金(8時間あたり・税込)の平均は26,257円、派遣労働者の賃金(8時間あたり)の平均は16,735円です(令和6年度)。
消費税を除いて計算すると、差はおよそ3割になります(当サイトの計算)。
マージン率は、低いほど良いとは限りません。
教育・社会保険・福利厚生などに使われる分も含まれるためです。
数字だけでなく、何に使われているかも見ると判断しやすくなります。

大手・会社の選び方(基準)

会社を選ぶときの基準を挙げます。
順位は付けません。
自分の分野と働き方に合うかで見てください。

基準 見るポイント
扱う職種 自分の分野の案件があるか
マージン率 公開があるか・使途は妥当か
教育 研修や資格支援があるか
案件の幅 経験を広げられるか
働き方 無期雇用・紹介予定派遣の有無

運営者は、社内に来ていただいた派遣の方に、仕事の進め方や、サプライヤーとの責任の分け方から説明するようにしてきました。
会社選びでも、仕事の範囲や契約の形がはっきりしているかは、見ておきたい点です。

パーソルクロステクノロジーが向いている人

機械設計・電気電子回路・半導体・組込み・CAE・生産技術・CADオペレーターなど、幅広い職種から選びたい方。
大手グループで経験を積みたい方。紹介予定派遣で正社員を目指す働き方もあると案内されています(広告主の案内)。

アットキャドが向いている人

CADの仕事に絞って働きたい方。
CADの仕事に絞った派遣で、スキルを生かしたい方。

よくある質問

技術者派遣とSESはどちらがよいですか

良い悪いではなく、契約のしくみが違います。
派遣は派遣先の指示で働き、情報提供の義務など派遣法のルールが適用されます。
自分の働き方や、受けたい支援に合うほうを選ぶのがよいです。

偽装請負とは何ですか

契約は請負なのに、発注者が働く人へ直接指示を出している状態を指すことがあります。
実態が派遣に近いのに、派遣のルールが適用されない点が問題とされます。
不安がある場合は、労働局などの窓口に相談できます。

マージン率が高い会社は避けるべきですか

高い・低いだけでは決められません。
教育や福利厚生に使われている場合もあります。
使途と、自分が受けられる支援を合わせて見るのがよいです。

まとめ

技術者派遣は、派遣会社に雇われ、派遣先の指示で働くしくみです。
SESや請負とは、指揮命令の関係や約束するものが違います。
会社選びは、マージン率・教育・職種・案件の幅などの基準で見ます。
ランキングではなく、自分に合うかで選ぶのが安全です。
あわせて機械設計の派遣は「やめとけ」?もどうぞ。

出典

労働者派遣と請負の区分基準(昭和61年労働省告示第37号。最終改正:平成24年厚生労働省告示第518号)
厚生労働省「労働者派遣・請負を適正に行うためのガイド」「疑義応答集」
労働者派遣法 第23条第5項(マージン率等の情報提供義務。令和3年4月から原則インターネット公開)
厚生労働省「令和6年度 労働者派遣事業報告書の集計結果(速報)」(2026年3月31日公表)
パーソルクロステクノロジー:広告主の案内(アクセストレード)/アットキャド:広告主の案内(レントラックス)、いずれも2026年10月閲覧

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